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CHP0001 東急鯱(しゃちほこ)バスロマンスガイド ポーズ人形
■価格    250,000円(税別/5体セット)*バラ売りはできません
■サイズ   身長38~40㎝(台座を含む) 台座の直径 8㎝
■状態  
ほぼデッドストック 良好
 2体のみ台座裏に書き込みあり(要注意)のため、完品を求める方は、
       ご遠慮ください。*グリーンの台座に黒いベルトの子の台座の裏に、それぞれ「ゴルフ参加記念」
             「昭和53年11・22 京都に参拝にて 母が一等当たる」とあります。
 
■STORY  
 *2013/9/17放送の「なんでも鑑定団」で、同じポーズ人形が(説明書、箱付きですが)一体8万円と鑑定評価されました。

昭和の家庭には必ずいましたね、ポーズ人形ちゃん。
登場したのは高度成長の入り口となる昭和20年代後半から。まだ、生活そのものが貧しく、必需品をそろえることすらままならなかった時代。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫などもなく、家の中はモノトーンの世界でした。そんな殺伐とした、生活風景に小さな色をつけてくれたのがポーズ人形ちゃんなのです。
スレンダーな八頭身、大きな青い瞳、長いまつ毛、高い鼻に、艶やかな金髪、そして華やかなファッション、ミニスカートから見える長い足にハイヒール、綺麗な指にはマニュキュアがほどこされ、見目麗しき乙女たちが、玄関先で、あるいは居間で家族や来客を変わらぬ笑顔で出迎え、子供からお年寄りまで、老若男女を問わずに一風の清涼で癒してくれたのです。
艶やかで華やかなのに、あまりにも空気に近い存在で、多くの人々は、その存在価値やありがたみにさえ気付かず、単なる置き物と位置づけされているかも知れません。時代の流れとともに、過去の遺物となりましたが、顔も手書き、衣装も手縫い、同じものが二つとない文化の貴重遺産なのです。
明治、大正時代から造られた文化人形(モデルは主に日本人)とは、また違い、戦後の西洋文化が流入した、貴重な歴史的証人でもあるのです。
 
今回の東急鯱バスのロマンガイドさんポーズ人形は、市販品ではなく、東急鯱社が、景品やお土産用の販促用ノベルティーとして配られていたようです。
当時としては高価なもので、その会社も現在では存在しておりません。そういう意味でも貴重、稀少品なのです。

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